文化系気どり
小説や漫画についてのブログ。 オススメ紹介や新刊情報など。
『海街diary1 蝉時雨のやむ頃』吉田秋生
三姉妹の元に、離婚して家を出ていた父の訃報が届く。

そこには、腹違いの妹も居て。


お通夜には大勢の人が来ていた。
『やさしいいい人だった』みんなが言ってた(中略)

この温泉町の人たちに好かれたお父さん

でもやさしい いい人のお父さんはあたし達を捨てて
すずちゃんのお母さんと出て行ったのだ




悲しんであげられなくてごめんね 
離れてる時間が長すぎたんだね




姉妹達の父への想い。
家族の喪失と再生の物語。


以上の第一話をいわばプロローグとして
鎌倉を舞台に、四姉妹を主軸に据えて家族の絆を描いた作品。



海街diary 1 (1) 海街diary 1 (1)
吉田 秋生 (2007/04/26)
小学館

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めぞん一刻のドラマ化について思うこと
めぞん一刻が、ドラマ化されます。
それに伴って、新装版が発売されました。

高橋留美子は、新装版多いな…。


ご存知の方も多いと思いますが、この作品は
すれ違いと勘違いによって物語が成立しているわけですが
このケータイ全盛時代に、
ドラマ版はどういった描き方をするのかな。と興味半分、怖さ半分。

それと、この物語は、
響子・裕作・惣一郎さんの三角関係(三鷹さんではなく)ですから
そのへんをしっかり作って欲しいな、と。

作中で裕作が比較されるのは惣一郎さんだから。三鷹さんではなく。
逆にそういう関係だからこそ、ラストの名台詞も生まれるわけで。


下手をするとドラマ版は、喧しい住人達にちょっかいを出されながら
徐々に二人が近づいていく、みたいな

なんというか
『電車男』の変形版みたいになりそうで怖い…。
貴様の汚れをカットしてやる
『いわせてみてえもんだ』発売。

コレもネット発。
かなり有名なので、ご存知の方も多いと思いますが。
勘違いから始まるラブコメ漫画と言うことになるのでしょうか。
テーマは「勇気を持って一歩踏み出すこと」…かな?

途中まで、HP上でネームが公開されているので
興味のある方は、そちらをご覧になってはいかがでしょうか。

さと様『99円均一』
http://sato99.fc2web.com/
冬目景『イエスタデイをうたって』
祝5巻発売。三年待った。長かった……。

フクダはお洒落眼鏡だし、結婚するし。
逆に杏子さんもシナ子も幼くなっていくし…。
本当に、時間が経ったなぁ、と実感します。


「49%後ろ向きで、51%前向き」だった彼らにも
徐々に変化の気配が感じられます。
正確に言うと「動くかもしれない」と言う気配ですが。
5巻の紹介では「進むのか、退くのか、それとも…」と煽っています。


友人は結婚を決め、リクオも自分のやりたいことが徐々に見つかり
そうした人生の避けられない変化の前で
彼らの関係も変化せざるを得ない。
まあしばらくは、このまま具体的な進展はないのかもしれませんが。

そんな彼らの春から初秋にかけての物語。




相変わらず素晴らしい漫画です。
でも個人的には、今回の帯はイマイチ。
あの文章は一体何なのだろう? 頑張ってくれ、編集者。




この『イエスタデイをうたって』は
RCサクセションの曲名から取られたものなのは有名ですが、
同バンドには、『ぼくの好きな先生』と言う名曲があります。
この5巻で、この「先生」に当てはまるようなキャラが
ほんのチラッとですが、登場していてなんだか嬉しかった。

以下、YAHOO!ミュージックの歌詞へのリンク
イエスタデイをうたって
ぼくの好きな先生



amazonに画像が無いので、出版社の商品紹介ページを
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-877255-4
文庫版『辺境警備(1)』紫堂恭子
初出は1980年代の終わり。もう20年も前の漫画です。
それがこの度、文庫にて全4巻で刊行。ひとまず1,2巻が出ました。


もう少しで40に手が届こうかと言う不良中年の隊長さんは
左遷されて、北の国境付近の兵営に赴任してきます。

そこにいたのは、戦争とは無縁の純朴な9人の兵隊さんと
美形で生真面目な神官さんでした。


ファンタジーなのですが、剣戟とは対極の
ただのんびりとしたコメディー世界が続きます。
帯では『ファンタジック・カントリーライフ』と銘打たれています。

少女漫画に限らず、年の功で物事を収められるキャラって
少ないですよね。その意味では、魅力的な中年の描かれた漫画って
意外と少ないのかもしれません。
ですが、この『辺境警備』は数少ない例外。オススメです。
正直に言えば、文章で魅力を伝えられる類の漫画ではありません。
買って読むべし、としか言えません。


もう少し詳しく知りたいな、という方は
辺境警備(ウィキペディア)を参照のこと。


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